「五山の送り火」のうち「左大文字」の山に登って、「五山の送り火」の山である6つの山の登山をとりあえず締めくくろうと考えて自宅を出発しました。「五山の送り火」の山は、5つではなく6つあるのです。「とりあえず」というのは、2002年秋に完成予定の「京都府南部あたりからのサイクリング詳細ガイド」を作成のために、またいずれは行くことになると考えたからです。

五山の送り火の最後の山、「左大文字」の山には結局登れませんでした。6山のうち5山まで登ったのに残念です。今後、また可能なら登りたいと思っています。左大文字山にアタックした後、大阪を目指しました。時間の関係も有り、大阪では1箇所だけ行くことにしました。最初は大阪城に行こうと思っていたのですが、近すぎる気がしたのと動的なものが見たかったので、結局 大阪では伊丹空港に行きました。

以下にご紹介する「舟山、法、妙」の3山は2002年の3月末に時間を見つけて登った時の記録です。従って、4月6日に登ったわけではありません。でも、「五山の送り火の山の残り」ということで、アップします。




2002年4月6日(土)






船山を目指しました。鴨川沿いにどんどん北上します。上賀茂神社を越えてからもう少し川沿いに北上します。右手に写真の「MKタクシー」の建物が見えてきたら、左折です。



右手にMKタクシーの建物が見える辺りで、注意深く見ているとこの看板が見えます。「京都ゴルフ倶楽部・船山コース」を目指します。



鴨川右岸の道の「京都ゴルフ倶楽部・船山コース」の看板の所で左折して自転車で5分も走らないうちに、この交差点に着きます。ここを直進します。



直進して行くと、ここにつきあたります。ここを左折です。



「京都ゴルフ倶楽部・船山ース」の矢印に従って、ゴルフ場を目指します。



どんどん進んでいくと住宅街が無くなり、ゴルフ場の敷地らしき所に入っていきます。左に池があり、前方にはゴルフ場関係のものらしき陸橋が見えてきます。ここを更に直進します。



「五山の送り火」や「船山」などの記述は一切ありません。でも、ここを右折します。もっともまっすぐ行ってもゴルフ場の建物が見えているので、まっすぐでないことは分かります。「船山」の記述が無いので、右折して進んでいけば船山との確信が持てませんでしたが、間違いなくここでした。



ブザーがありました。何のためのブザーかは、下調べしていったので分かりましたが、詳しくは分かりませんでした。ボタンを押すと、音がしました。帰路では音がしませんでした。この音がするということは、この道路の左側から右側に向けて、ゴルフボールを打っているプレーヤーがいるということです。ブザーが鳴ったので少し進むと、私の姿を見たプレーヤーが打つ動作を止めてくれました。そこで、急いでこの道路を横断しました。



ブザーがある道を横断して、結構きつい登りを20分ほど自転車押して進むと、こんな場所に来ました。



火床に登る道は、とても開けた明るい道でした。



船形山の火床がありました。大文字山とよく似ています。京都市内も一望できます。



船形山の上の方には美しいつつじが咲いていました。



中心にあたる火床でしょうか。金属の棒が立ててありました。



京都市内がよく見えます。山自体は標高317メートルのようですが、ここは最高地点ではありません。標高317メートルの地点から西へ進むと1時間半ほどで氷室へ行けるようです。私は行っていませんが・・・。
防火用のドラム缶が見えます。水が入っていましたが、地面の高さほどに土が詰まっていましたので、水量は多くありません。送り火の前には土さらいをして、水をたっぷりと確保するんでしょうね。



船の帆にあたる部分のようです。



生々しい消し炭が有りました。送り火が終わったら水をかけて消してしまうのですね。
新聞の燃え残りが有ったので日付を確認すると2001年8月10日頃のものでした。送り火で使われた新聞にまず間違いがありませんでした。



帰路にボタンを押しても鳴りませんでした。このボタンは、プレーヤーがいるかどうかの確認用です。鳴らない時にはプレーヤーはいません。



帰路にも、注意書きがあります。



船山の次は、「法」を目指しました。
「法」は(上賀茂神社から)加茂川沿いにどんどん南下し、北山通りからは東進します。「法」がある山は、松ヶ崎東山です。よく分からなければ松ヶ崎を目指し、松ヶ崎で「松ヶ崎東山」の場所を尋ねると、分かりやすいと思います。松ヶ崎東山には「大黒天」が有ります。大黒天の境内から「法」の火床に行けます。
大黒天の参道が有りましたので、そこに入っていきました。



「大黒天」の鳥居をくぐります。



ここを登っていけば「法」の火床です。ここは大黒天本殿の東側にあたります。



「鳥居」「大文字」「船山」とは違う、初めて見る形の「法」の火床がありました。



火床のある場所からは、京都市内が一望でした。



火床が連続している様子は壮観です。



「法」の山である松ヶ崎東山にも美しいつつじが咲いていました。



手入れが行き届いています。



松ヶ崎東山を後にして、「妙」の山に向かいました。松ヶ崎東山の西に向かって5分ほど自転車で走ると到着。
公園の敷地内を走り、公園から1つ上の道路に出てここに来ました。「妙」の山は「西山」の近くだそうですが、西山ではないそうです。宝ヶ池の「狐坂」近くにあります。道路を隔てて見えているのは、宝ヶ池公園のテニスコート。



道に自転車を置いて、ここから登れました。柵も何もありません。本来「妙」の山は、松ヶ崎配水池の敷地にあるので常時立ち入り禁止のようです。でも、この時には配水池がどこにあるか分かりませんでした。ただ山の左上部にフェンスで囲んだ所があったので行ってみると、大規模な工事をしていました。それが配水池なのかもしれません。もし そうだとしたら、今は「妙」の山から配水池に行けないので、山にもフリーで入ることができるのでしょうか??
そうだとしたら、「常時立ち入り禁止」の山に登るには今しかないですね。



火床が見えてきました。「法」の山と同じようです。



「妙」という字の形に火床が並んでいる様子が、何となく分かります。



標高はそれほど高くありません。すぐ下にテニスコートの人が、はっきりと見えました。



「妙」の、「女」という字の1画目の部分だと思います。壮観です。



足元にはおいしそうなわらびがいっぱい出ていました。


「五山の送り火」の6山め「左大文字」を目指して結局登れませんでした。
あきらめて南下し、大阪を目指します。


八幡市に咲いていた花です。白い花は何の花か分かりますか?
梨の花です。満開でした。



大阪方面へひたすら走りました。最初は大阪城に行こうと思ったのですが、途中で気を変えて、伊丹空港を目指しました。到着です。曇り空だったので、誘導灯が点灯されていました。



着陸する飛行機が近づいてきました。何度見ても迫力が有ります。



無事に着陸するかと思っていたら、一旦着地してからバウンドして機体が再度地面から離れました。
再着地の際 車輪の片側が先に着地し、もう片方の車輪が着地すると先に着地した車輪が空中に浮くという感じでかなりフラフラしながらの、思い切り危険な着陸でした。(^_^;) それにしても、飛行機の車輪の強度はすごいですね。



人物と比べると、着陸する飛行機の高度の低さがよく分かります。機体は目の前に見えますが、そうでもありません。飛行機はこの後さらにこちらに近づき、高度はもっと下がります。何しろ、人物が立っている後方(飛行機の進行方向)約50メートルには、滑走路の端の舗装があるのですから。と言っても、滑走路の端に着陸するわけではありませんが・・・。


午後3時半頃に雨がぱらついてきたので、慌てて空港を後にしました。途中、コンビニで傘を買いましたが、大山崎町辺りまでは傘は不要でした。でも、新幹線の高架に沿って帰ろうとして道を間違い、道を探しながらかなり大回りしました。その上、雨が降ってきたので走行がかなりゆっくりになり、自宅には午後8時半に やっと帰り着きました。伊丹空港から宇治市の自宅まで5時間もかかってしまいました。(T_T)



「山城近辺チャリの旅1」に戻る



inserted by FC2 system