少し前から気になっていた「暗峠」(くらがりとうげ)の攻略に向かいました。

朝8時、流れ橋でBINさんと合流し、近鉄奈良駅前まで走りました。
ゆっくり走り、近鉄奈良駅には午前10時に着き、hirunecoさんと無事合流しました。

目指せ!!暗峠。
い〜ざ ゆ〜けや な〜かまた〜ち♪
目指すは あ〜の 峠(やま)〜♪

2002年5月26日(日)





木津川堤防の自転車道を南下して奈良方面に向かっていると、花が咲いていました。



近寄ってみると、とても綺麗な花。
名前は知りませんが、自転車道路沿いにはこうした四季折々の花が咲いています。



♪野に〜咲く〜 花〜の 名前は 知らな〜い だけ〜ども 野に〜咲く  花がァ す〜き♪
帽子にいっぱい〜 摘みゆゥけ〜ば〜ァ なぜ〜か な〜み〜だが  涙が 出るの♪



しばしの間、花に見とれていました。



近鉄奈良駅前に到着。
BINさんとおしゃべりしながらゆっくりと走りましたので、2時間近くかかりました。
午前10時ちょうどです。hirunecoさんと無事に合流できました。(^。^)



「古都」を感じさせます。



こんな待ち合わせ場所があると いいですね。
一服にも最適です。



落ち着いた雰囲気の駅前です。
ここに来たのは久しぶりですが、これまで何度も来ています。
でも、カメラのシャッターを何度も押してしまいました。それほど いい雰囲気です。



薬師寺写経堂到着。



何やらイベントが行われていましたので、寄ってみました。



テントの中では、奈良の名産を販売していました。
試食の味に引かれて、わらびもちと奈良漬を買いました。
これから厳しい峠を目指すのに、荷物を増やすのはまずいかな?
ま、いいか。(^^ゞ



薬師寺からひた走りました。1時間以上は走ったでしょうか。
散散道に迷って、細い細い国道に入りました。暗峠への道のはずです。傾斜もかなり急。
ここが国道だというのは、標識で分かりました。(残念ながら標識の写真は撮っていません)
hirunecoさんが手を広げると、道幅近い幅になります。これでも立派(?)な国道です。



国道の標識を一枚見たきり、道の情報を示すものは いくら進んでも見当たりません。
やっと見つけたのが、これ。
素朴すぎる「簡易標識」でした。



薄暗い、木のトンネルのようなところに続く国道。
今にも道がなくなりそうな雰囲気さえ・・・。



この道路が国道だと分かる人は、だれもいないと思います。
でも、ここは正真正銘の国道なのです。



頂上が近い雰囲気が漂ってきました。でも、石畳がありません??



「子どもの森」近くで一休み。



山道からおばさんたちがこちらに向かっているように見えます。
でも、山道ではなく国道なのです。これから あちらに進んでいきます。



hirunecoさん、国道を疾走中。



結局石畳を見ないまま、下りにかかります。さっきの頂上が暗峠だったのでしょうか。
軽自動車の離合が困難な急傾斜の国道を、細心の注意を払いながら下りていきます。



無事に「下山」して、昼食。
「しんどかったけどたいしたことなかった」「これから伊丹の方にでも走ろう」などと話しながらくつろいでいると・・。
お店の人が「暗峠はここから上っていくんですよ」と話されました。
ゲゲッ!こ、これから上るとは。では、さっきのは??(* ̄o ̄)r



昼食で気力を充実させてから、出発しました。
これからが本当の暗峠挑戦です。いざ行かん!暗峠攻略へ!
とにかく、急坂を必死に漕ぎました。急坂の上りが途切れたので ちょっと一休み。
前方の坂から上ってきました。傾斜が急で、坂が見えていません。



素朴な道路標識ですが、上りで初めて見かけた標識です。
ありがたみ格別。だって、これがなければどっちに行けば暗峠なのか分かりません。



苦しい上りを進んでいくと、やっとまともな標識に出会いました。(^。^)



「まともな」標識からの上りは強烈で、一枚も写真が撮れませんでした。
それに、一度止まってしまうと再走行が困難なほどの傾斜ですので、自転車を止めるわけにもいきません。
苦しい苦しい上りを1時間ほど漕いだ末に、峠茶屋に到着。ここでは止まらざるを得ませんでした。極端に急で道幅が狭いトンネルがあり、そこから車が出てきたからです。
このトンネルをペタルを漕いで上るには、車が来ない時に一気に駆け上がるしか方法がありません。
グオラア!暗峠め!待ってろよ。
それにしても、暗峠まで あとどれくらい上らなければいけないのだろう・・・。(・・;)



トンネルを抜けて驚きました。
何とそこは、目的地の暗峠でした。



この標識の裏には、1枚上の写真「大阪府」という標識がついています。
ここが大阪府と奈良県の境になります。
とうとう暗峠を、自転車で攻略できました。ばんざ〜い!
ところで、この集落の子ども達の通う学校は、この標識のどちらに家があるかで違ってくるそうです。



とうとう暗峠にやって来たことを実感します。



頂上には、農産物などを売るお店が有りました。
多くの人がくつろいでいます。



暗峠の石畳。
敷き詰めてある距離が短いのには少しがっかりです。



峠のお店を見たりしてのんびりとしていました。
でも、BINさんは最後のトンネルの上りで前から車が来て途中で下車してしまい、攻略に失敗されたことを思い出しました。
「3人で再挑戦しよう!」との私の提案で、3人ともトンネルの下まで下りました。



写真を撮るために私が先に駆け上がりました。
そしてカメラを構えていると、hirunecoさんの声援に励まされながら、BINさんが必死の形相で駆け上がってきます。
頑張れ!BINさん。
この後、見事BINさんは暗峠を攻略されました!!!おめでとうございます。



大阪側の下りは強烈で、途中で自転車を立てることができず、写真は撮りませんでした。
3人とも無事に下り終わってホッとしている時に、大阪側から上って行かれたときにお会いしたTakさんと、再度出会いました。
Takさんを交えて楽しく語り合った後、淀川堤防に向かいました。
途中、花博の時の施設「花ぽーとブロッサム」に立ち寄りました。

「花ぽーとブロッサム」の名前は、私が「咲くやこの花館」と間違っていたのをnobyさんに教えていただきました。
nobyさん、ありがとうございました。m(__)m



旧「咲くやこの花館」の中にあった「フリークライミング」施設。
hirunecoさんは、7メートルまで登られたと聞いて感心していると、この人はそれ以上に登っていました。
私には、とてもできないことです。
フリークライミングという名前を私は思い出せなかったのですが、ごっちさんが教えてくださいました。
ごっちさん、ありがとうございました。m(__)m



淀川の堤防で祝杯をあげていると、偶然にもTakさんに再会。
楽しいひと時を過ごしていると、大阪市内方面に異常な雲を見つけました。
これが発達して、数時間後には延々と何時間にも及ぶ恐怖の猛烈な雷雨をもたらすとは、この時点では考えもしていませんでした。



Takさんを交えての楽しいひと時。
左からTakさん、hirunecoさん、BINさん。



祝杯をあげ過ぎて、堤防を出発する時間がかなり遅くなりました。
帰宅途中から大雨と、耳を劈くような落雷の音におびえながらひた走りました。
雷雨は普通30分ほどで治まるのですが、この日の雷雨は延々と何時間も・・・。
帰宅後、家族やサイトにアクセスしてくださる皆さんに多大のご心配やご迷惑をかけたことを知り、真に申し訳なく思うと同時に、心から反省しました。


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