2回目の琵琶湖一周を果たしました。
この日の朝、やたらと早く目が覚めてしまい、再度寝ようとしましたが眠れませんでした。
「ええい!もうサイクリングに出発や!」と勇んで玄関を出ましたが、MTBのチャリ太郎Uが何とパンクしていました。
仕方ないので、マッマチャリの「2代目チャリ太郎」を引っ張り出して、琵琶湖一周に挑戦しました。
道には迷う、少しきつい坂では自転車を降りて押さなくてはならない、敦賀から彦根まで雨に降られるなどの悪条件のもと、琵琶湖一周を13時間で果たしました。
「ママチャリで琵琶湖一周を13時間で果たした」
このことは、それほど大したことではないかもしれないけれど、私にとっては金字塔です。
ただ、ペタルを漕ぎながら暇だったので、様々な歌を思い出しながら口ずさんでいました。


2002年7月14日(日)




早朝の琵琶湖。
爽やかな朝の風を切りながら、ひたすら北上します。



左側に、雄大な比良山系の山並みが見えてきました。
比良山系の山々の頂上は、雲に覆われています。



比良山系最高峰「武奈ガ岳」への進入路です。
元「冬山屋」の私にとっては、とっても懐かしい場所です。
過去、何度も何度もここに来たことがあります。



白髭神社通過。
全開は、時計回りの反対方向で琵琶湖一周をしました。だから、ここは帰路に通りました。
今回は琵琶湖を時計回りに周ります。
だから、往路の朝早い時間の通過となりました。



雄大な琵琶湖を時に眺めながらの、快適な走りが続きます。
時おり差す日差しが強烈で、日焼け止めを塗ってタオルと帽子で皮膚を守りながら走りました。
でも、一定の日焼けは、どうしてもしてしまいます。



かなり北上してきました。小休止。
2代目チャリ太郎は、結構頑張って走ってくれます。



福井県に入りました。
国境スキー場前を通過します。



竹生島らしきものが、かすかに見えてきました。
かなり北上してきましたが、疲れはほとんどありません。



竹生島がはっきりと見えてきました。
この辺りから、雨が降ってきましたが、「行程の最も遠くまで来た時の雨」は、前日の神戸行きと全く同じ、嫌なパターンです。



午前10時過ぎに、早い昼食を食べたあと、ひたすら走り続けました。
湖東の長浜に着きました。
長浜城です。



「(長浜)港町」の交差点です。
な〜がい♪旅路の〜 航海終え〜て〜♪
美空ひばりの「港町13番地」を思い出しました。
いや〜、歌っていいですねえ。(^O^)
でも、歌はいいけど、私は傘はないしカッパを着れば暑いので、雨に濡れて走っています。
ズブ濡れで、気持ちが悪いよ〜。(T_T)



長浜の辺りで、少し小雨になってきました。
琵琶湖は、流れ込んだ木屑などが湖岸に打ち上げられていました。
周辺にかなりの雨が降って、その水が琵琶湖に流入したようです。



「鳥人間コンテスト」の会場を、通りかかりました。
コンテスト直前のようで、資材が積んであり、警備員が常駐しています。
いつ、撮影があるのだろう?



旧「近江絹糸」の前を通りました。
日本近代化の陰に隠されてきた、劣悪な労働条件にたいして命をかけて女性労働者が立ち上がった、あの近江絹糸だと思います。
「日本で最初の労働者の決起」となった裏には、「女工哀史」に書かれているような超劣悪な労働条件があったのですね。



長浜辺りで小降りになった雨は、彦根近くでやみました。
でも、一体何時間、雨に濡れて走っていたのだろう・・・・。



彦根を過ぎた辺りで、日が傾いてきました。
「明るいうちに浜大津に着く」という目標は、達成できないかもしれません。



ロマンチックな夕陽を眺めながら走ります。
「来てよかった」と、心から思いました。



琵琶湖に沈むつつある夕陽を見るのは、久しぶりです。
冬に比良産に登っていた時には、月に数回は眺めていたはずですが、その風景を覚えていません。



最高の夕景です。



沈み行く夕日を眺めながら、どんどん南下します。
琵琶湖大橋に、かなり近づいてきました。



西日に照らされて、東の空が美しく染まっていました。



ワンワン王国を通過しました。
雰囲気のいいお店がありました。
琵琶湖大橋まで、あと少しです。



琵琶湖大橋を渡ります。
暗くならないうちに、琵琶湖大橋まで戻ってくることができました。


2回目の琵琶湖一周でしたが、前日の神戸行きに続いて2日間連続で長距離を走ったにもかかわらず、疲れをあまり感じませんでした。
今回は、浜大津から出発して浜大津まで戻ってくるのに13時間かかりました。
何度も道に迷った上、3段変速の自転車だったため、上り坂で何度も自転車を押すというロスが有っての13時間です。
新しい自転車を間もなく買うので、買ったら今度は「10時間以下」を目指して最挑戦したいと思います。


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