前日からの寒波で、京都市内ではかなりの積雪。
今日は、その雪を見に愛宕山を目指しました。
高雄から、谷川林道経由で頂上近くまで行こうと思っていたんですが、雪の多さを見て断念。
足元が、スニーカーもどきの安物の薄底靴だったからです。
ペタルの金具で靴底に頻繁に穴が開いてしまうので、靴はあまりいいものをはいていなかったから。


本日の走行距離、約60km。
本日の歩行距離、約10km。


2003年12月21日(日)





家を午前9時過ぎに出発。
30分ほどで伏見に着きました。



自転車専用道路入りました。
北の方は、しぐれていて見えません。



西山連峰の雪景色を眺めながら、快調に北を目指して走ります。



北の雲が切れて、愛宕山が少し見えてきました。
愛宕山の頂上付近では、まだ雪が降っているようです。



自転車道の路面に雪はほとんどありませんが、桂川堤防の斜面が雪で白くなってきました。



松雄通過。
松尾橋近くの公園で、少年が雪だるまを作って遊んでいました。
京都府南部では、この時期にしては珍しい積雪。
野球の少年達が、雪合戦をしている光景も眼にしました。



嵐山着。
自転車専用道の北の起点です。



保津川下りの船の船上げ場。
クレーンで船を上げて、運送会社のトラックが亀岡まで運びます。
船の屋根も、ちょっぴり雪化粧。



渡月橋近くの、みやげ物の店。
屋根が、多かった積雪を物語っています。



十三参りで有名な、虚空蔵法輪寺の屋根も雪化粧。



奥嵯峨を目指します。
山陰線の線路通過。



鳥居本着。



石仏様も、雪帽子をかぶってござる。
愛宕(おたぎ)念仏寺に、少しだけ寄ってみました。



清滝に着きました。
清滝辺りの路面は、凍結。
表登山道から、山頂を目指します。



樹上の雪が溶けて、雨のように降ってきます。
時折 雪の塊までが落下してきて、上半身がかなり濡れました。(T_T)
傘を差して上っている人もいました。



少しずつ標高を上げます。
登山道は雪が多く、その上雪解け水で数センチの水深があり足元が心配でしたが、靴が安物の合成素材なのが幸いして水が靴の中に滲みこんできませんでした。(^_^)v



標高を上げるにしたがって、雪が深くなってきました。



登山道から望む京都市街。
京都市街の積雪も、まだ残っているようです。



標高をさらに上げます。
雪が、益々増えてきました。



中腹を越えたあたり。
ガスってきました。



登山道で頻繁に見かける石地蔵様。
石地蔵様も寒そうにしておられます。



中高年の登山家が多いからでしょうか、「疲れたな〜」などと言いながら思い切り歩みの遅い人がほとんど。
皮製登山靴にアイゼンまで装着しているのにトロトロと歩いている人を100人以上追い越して、山門に着きました。
こんな道で、たいそうなアイゼンなど要らないのに・・・。
元「冬山屋」のgodzillaの、素朴な感想でした。
えっと、滑り止めならこの程度では靴に縄を巻くだけで十分!
慣れていない人がアイゼンを装着すると、つまづいたりしてかえって危険なんですけどね。



この左側の建物で、昼食を摂ります。
山小屋の雰囲気の休憩所です。(無人)
ガスバーナーで暖かいラーメンを煮ているグループを横目に、冷たいおにぎりと缶詰のサンマそれに玉子焼きの昼食を食べました。



お腹がいっぱいになったので、出発。
あと少しの、愛宕神社本殿を目指します。



本殿に上がる階段の下にある温度計。
氷点下1℃を示しています。



本殿目指して、最後の階段を上ります。



本殿着。
冷たい風が吹きすさんでいました。
そして、すごい雪。



最後の階段を上ります。



階段下の休憩所から、5分ほどの本殿内。
何と!
午後1時の気温は、氷点下3℃!(^_^;)



とっても寒いです。
夜間には、どれくらい冷え込むのでしょうか。



下山開始。



ここは京都市右京区。
京都って、本当に様々な顔があります。



一面の銀世界。
果たして京都市民のうちの何人くらいが、この雪に埋もれた愛宕山上を知っているのでしょうか。
本当に、「雲上の世界」って感じです。



何かの石碑も、雪で埋まっていました。



「これだけのすごい雪は珍しい」って、何人もの人が話していました。



「エビのしっぽ」。
久しぶりに見ました。
これは雪ではなく、空気中の水分が夜間の冷え込みで固体化して木に付着する現象。
気温が低くなければ見られません。



一面の銀世界。



「常夜灯」も寒そう。



さらに標高を下げていきます。



ダイナミックな積雪。
風が強かったんでしょうね。



同じ山門でも下る時に見ると、登る時とはまた違った印象を受けます。




どんどん標高を下げます。



下りはスリップしやすいので、慎重に降りました。



京都市街が見えるポイント着。
なのに、京都市街が見えません。
登山道はガスっていませんが、登山道の南側が少しガスってきたようです。




雪の重さで、木がしなっています。
雪って、結構重たいんです。



登山道が、ほんの少しガスってきました。



ずいぶん降りてきました。
あと一息。
って言うほど疲れていませんがね。
いや、マジで。
自転車で、ずいぶん体力がついたようです。



登山口に着きました。



お留守番をしていたモスラ号と再会。



午後2時半。
愛宕念仏寺には、もう灯が入っています。
清滝からずっとあった路面の雪も、この辺りで消えました。



伏見着。
この酒造工場らしき建物。
初めて写します。
ま、それはいいけど・・・・。
早く帰ろうっと。

京都って、様々な顔を持っている。
雪の積もる京都の、その顔のうちのひとつ。
京都って本当にいいな。



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