正午頃から京都市内を目指しました。
目的は、「京都の隠れた名所」探し。
今日一番感動したのは、東寺と対で「西寺」が実在したのを確認したこと。
京都って、本当に色々な所があります。

本日の走行距離、約50km。(正確には51.41km)


2004年1月12日(月)




伏見港公園着。
何度来ても、素敵です。



楽しいお食事、ランララン〜。♪
伏見港公園のベンチで昼食です。



昼食後、黄桜記念館(キザクラカッパカントリー)に来ました。
カッパがなかなかのものでしたわ。(^_^;)
入場フリー。



懐かしい絵です。
小島功さんの作品。



昔は、こんな道具で酒造りをしていたようです。
酒呑みって、昔からいたんですね。
人のことは言えんけど・・・。(>_<)



竜馬通りを通ります。



大きな道路沿いに、こんな光景も・・・。



近鉄の線路沿いに北上。
車が一台も通らない道路でした。
工事中で未完成のようです。



東寺着。



羅生門の跡地着。
羅生門は、芥川龍之介の小説であまりにも有名。



ここには羅生門跡以外にも、すごい地蔵様がありますが、その地蔵様のことはほとんど知られていません。
空海の身代わりに矢を受けたと言われている「矢取地蔵」。
地蔵様の背中には、その時の傷跡が今でも残っているそうな。



羅生門跡。
碁盤の目のように、都に張り巡らされた道。
その中心を南北に貫く「朱雀大路」の南端に羅生門は建てられた。
正面32m、奥行きは8mもあった巨大な門。
しかし、平安京の衰退と共に、都の顔であったこの羅生門も廃れてゆき、最後には盗賊達の棲家になってしまった・・・。
でも、今では礎石もなく、明治時代に建てられたこの石碑が残るのみです。



西寺(さいじ)跡着。
朱雀大路をはさんで左右対称に建てられたのが、東寺と西寺。
でも今では、この西寺の存在を知っている人は、極めて少数です。
場所は、九条御前北東。



建立当時は東の東寺と並んで壮麗さを誇ったが、1233年(天福元年)に五重の塔が焼失。
羅生門を含めて羅生門以西が次第に寂れ始め、以後西寺は再建されることはなく、今は跡地があるのみです。



西寺の礎石。
野球をしていた少年が蹴ったりしていました。
西寺の金堂から出土した礎石で、重要な遺跡なのに・・・・。



歴史的に価値あるものなのに、犬のおしっこ攻撃さえされそうです。
いえ、されてきたはずです。(ーー;)
きちんと保存したらいいのにって思います。



西寺跡地を後にして、梅小路公園へ。
広くてとってもいい環境。
みんなの憩いの場です。
入場フリー。



東本願寺近くの渉成園(枳穀邸)へ。
境内に入るのは無料ですが、「協力金」が要りました。
受付でパンフレットももらえたので、私は50円を協力しました。
金額は本当にいくらでもいいようで、賽銭箱のような箱に自由に入れるだけです。



美しい庭園。
幹線道路沿いにあり、京都タワーが境内から見えているのに、とても静か。



境内の傍花閣。
京都市の中心街に要ることをしばし忘れました。



この何だか値打ちがありそうな橋も、自由に渡ることが可能。



ここ渉成園は、9世紀末の6条河原院の遺構だとか。



ここは、東本願寺の飛び地。
枳穀(からたち)がかつて植えてあったので、枳穀邸と呼ばれています。



この石垣は創始の頃(平安時代初期=9世紀末)のままとほとんど変わりません。
様々な素材が混ざった、そんな石垣です。



烏丸通りを北上中、「六角堂」という案内を見つけました。
予定にはなかったけれど、ずっと行きたいと思っていた場所なので寄ってみました。
境内入場・展望エレベーターともフリー。



聖徳太子が創建したという寺だそうです。
本堂が六角なので、「六角堂」の名前が付きました。



境内には、なぜか多くの白鳥がいました。
「近づくとかみつくので近づかないでください」って警告が、いくつも張ってありました。
「あんさんは、野良犬か?」って思いましたがな。(^_^;)



子どもを守るお地蔵様。
表情がとってもかわいかったぁ。(#^.^#)



展望エレベーターで、六角堂の屋根を見ることができます。
確かに六角でした!



六角堂を後にして、「ギルドハウス京菓子」に来ました。
場所は、烏丸今出川から北に数分の所にあります。
「俵屋吉富」という京菓子のお店の2階です。
入場フリー。



これが全て食べられるお菓子だとは、私は最初は信じられませんでした。



これって・・・。
絶対に、見事な芸術って言えます。



お菓子は、安土・桃山時代の南蛮菓子。
器は、18世紀のイギリス製。



昔の菓子型で作ったお菓子。
今でも十分に使えます。



これもお菓子。



そして、これも・・・・。(@_@;)



帰路に着きました。
高倉跨線橋から、京都駅ビルを眺めます。



観月橋まで戻ってきました。
日が沈みます。


京都って、本当にいろんな所がある。
強く、そう感じました。
これからも様々な京都の顔を見てみたいなって、思いました。
私が知らなかった京都。
本当にいっぱいあります。


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