今日予定していた「京都ミステリー・ツアー」は、雨の予報のためまたまた中止。
朝起きて外を見ると、天気予報どおり雨。
でもその雨も、昼前にやみました!
そこで徒歩で京都市内を目指す予定を変更して、モスラ号で鞍馬を目指しました。


本日の走行距離、約70km。(正確には69.69km)


2004年2月29日(日)




午前11時をかなり過ぎて雨がやみました。
雨がやんでから自宅を出発。
まだかなり濡れている道路をゆっくりと走って、伏見着。



梅の名所、城南宮に来ました。
美しい白梅。



美しい紅梅。



有料の庭園が見えます。



しだれ梅。
その美しさに息を呑みました。



庭園に入場しなくても、こんなに美しい梅を観ることができます。



城南宮を後にして、近鉄の高架沿いに北上。



梅小路公園に着きました。
自宅から持参したおにぎりとサンマの缶詰。
それに梅小路公園近くのコンビニでカップラーメンを購入して、この公園でSLに汽笛を聞きながら昼食。



梅小路公園には、梅園があります。
花は美しいのに、ほとんど誰も観に来ていません。
この梅小路公園は、観梅の穴場かもしれません。



広大な公園。
間近で走るSLも見ることができるし、梅も美しい。
ベンチもいっぱいあって、入園無料。
なのに、人はあまりいません。
駐車場がないのです。(^_^;)
サイクリストのための公園のようなものです。



すぐ近くを、JRの特急列車が通過します。
皆様にも、ぜひとも行ってみて欲しい場所です。



梅小路公園を後にして、千本鞍馬口まで来ました。
千本鞍馬口から、鞍馬を目指します。
比叡山が、湿気でかすんでいます。



霧にかすんで美しい山を見ながら、ゆるい上りを鞍馬目指してひた走ります。。



夏場は、子ども達がよく水浴びをしている場所。
今は、魚釣りの人が少しだけいました。



気温も高いし上り坂。
汗をかきながら走っていましたので、こんな表示があって驚きました。



写真では雰囲気が分かりにくいんですが、奥入瀬のように美しい川沿いを走ります。



鞍馬寺着。
仁王門をくぐります。
650万年前に、金星からこの山に「護摩魔王」が降臨したとされ、この鞍馬寺は796年に平安京北方の守護寺として創建されました。



魔王ノ滝着。



碑の文字体を見て、なぜか「ハクション大魔王」を連想しました。



かつて牛若丸が住んでいた「東光坊」跡。



うっそうと樹木が茂った道を上ります。
私の前にも後ろにも、誰も人はいません。
今、前から牛若丸が笛を吹きながらこちらに向けて歩いてきても全然不思議でない。
そんな雰囲気の道を歩みます。



本堂着。
これは、狛犬ではありません。
猫?虎?



奥の院に向かいます。
ここから先は、人がほとんどいなくなります。



大天狗に剣を習うため、東光坊から毎晩山に向かう牛若丸が、喉の渇きを癒した水場。
私もここの水を口に含み、はるか昔にこの水を飲んだ牛若丸とこの水の味を共有しました。



かなりの上りで息が弾みます。
道がくだりになって、少しして不動堂着。
このあたりで、牛若丸は大天狗に剣を習ったそうです。



不動堂と並ぶように建つ義経堂。
義経となって、悲運のうちに亡くなった牛若丸。
この地を懐かしんで帰ってくるであろう義経の魂を、この小さな祠で祀っています。



木の根がのたうつように露出している道を下ります。



奥の院・魔王殿。
この紋が「天狗のうちわ」のように見えますが、実際には菊の花を横から見た紋だそうです。



「魔王」というのは、私達が思い浮かべるあの魔王ではありません。
サナート・クマラだそうです。
よく分かりませんが・・・。
この魔王堂の下には、宇宙に通じる入り口があると言われています。



牛若丸が、背を比べた石。
15〜16歳頃の牛若丸は、この石と同じ程の背の高さだったそうです。
石は1mほどしかありません。
牛若丸は、かなりの小柄だったようです。



帰路に着きます。
本堂まで戻ってきました。
本堂付近から見る山々。



落雷で裂けたと思われる巨木。



京都には、本当に色んな顔があります。
「京都なんて観光ずれしていて、全然いいなんて思わない。」
少し前までそう思っていたgodzillaですが、今はその思いを完全に変えました。
京都って、本当に素晴らしいです!


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