今日は「京都〜桜街道を行く,春爛漫お楽しみツアー」の日。
解散地点近くでTOMさんが「今日は桜を1万本ほど見たかもしれん」って言っていましたが、決してそれが大げさではないと思えるほどの多くの美しい桜を満喫しました。

花に埋もれた京都を、心行くまで楽しみました!(#^.^#)
多くの言葉は不要!
写真を見てください、

本日の走行距離、約70km。(正確には70.35km)


2004年4月3日(土)





伏見から疎水沿いに北上。



桜には、美しい水がよく似合います。
私の家の近くにも美しい桜並木があるのですが、何かもの足りないって感じていました。
それが水だって、今日心から分かりました。



集合場所に少し早く着いたので、まだ誰も来ていませんでした。
しばし一人で七条大橋近辺の桜を眺めます。



BINさん、まむくん、TOMさん、そして健康さんと合流できました。
鴨川沿いを北上。



ん?
TOMさんが、こんな所に案内してくれました。
ここは・・・?



高瀬舟が係留されていました!
高瀬舟は、初めて見ます。



美しい水と、桜と高瀬舟。



京都市街の、超ど真ん中にこんなものがあるとは・・・。(@_@;)
す、すごい!



驚くのは、まだ早かった!
何と!「舟屋」まで現存していました。
って言うより、舟屋が京都市内にあるとは考えてもいませんでした。
ここは京都市役所のすぐ近く・・・。



「史跡」。
これって詳しい定義は分かりませんが、「御土居」も史跡。
京都市内の史跡めぐりをすると、とんでもない発見があるかも。



高瀬川を後にして、視界に桜が途切れることがない道をドンドン走ります。



京都御所の桃園着。



蛤御門着。



蛤御門の門柱には、よく見ると「蛤御門の変」の際の弾痕が至る所に残っています。
復権をめざした長州藩が武力をもって上洛し、御所を守っていた会津・桑名・薩摩藩と御所で戦闘状態になったのが、ここ蛤御門なのです。



御所の中には、井戸がありました。
し、知らなかった。(@_@;)



高原のような雰囲気。
でも、ここは京都市内の中心部なのです。



御所の中にも、桜が咲き誇っていました。



すごい!
こんなにきれいな桜は、初めて観ました!



これもすごい!



これも!



ワイド写真を撮りましたのでぜひとも写真をクリックして全表示させてから、ブラウザで最大サイズにしてご覧ください!
上の写真の上でクリックするとブラウザの機能で小さく細長い写真になりますので、その写真の中をポイントしてください。
すると写真の右下の大きくするマークが現れますのでそれをクリックしてください。
クリックすると写真が大きくなり、私達が見た御所の素晴らしさを共有していただくことができます。



同志社大学近くの相国寺。
境内を全て観ようと思うと、半日では足らないとか・・・。




白峯神宮着。
珍しい「蹴鞠の碑」がありました。
この碑の周りを一周してから、石碑の玉(写真中央)を回すと球技が強くなるそうです。
え?パチンコにご利益があるかですって?!(^_^;)
さて、どうなんでしょうか。
それにしても、この石碑の玉が回せるなんてとっても愉快です!



何度探しても場所が分からなかった岩神。
偶然にもTOMさんに連れてきてもらえました!
この岩神は、もともと岩上神社にありました。
神社は、徳川家康が二条城を造築するため鎌倉時代の内大臣・中山忠親邸の跡地に移転させられましたが、大岩だけは大き過ぎて移動させるわけにはゆかず、そのまま置いておかれます。
その後、中和院の御所に運ばれましたが、おかしな出来事が続くので門の外に出されました。
すると今度は、毎晩童に化けてウロウロ歩き回るようになりました。
そこで、御所に出入をしていた真言宗の蓮乗院という僧が1630に現在地に祀り、それからは、この大岩の怪異な出来事は収まったのだとか・・・・。



次は、千本釈迦堂に来ました。



本釈迦堂を建てる時、大工の棟梁が柱を短く切ってしまい困っていると、妻のおかめが「短い一本に合せ全部の柱を切れば」と助言をしました。
その後、「失敗を人に知られてはいけない」と思い、本堂の完成を待たずに おかめは自害します。
人々は女心のいじらしさを憐れみ、おかめの供養塔を本堂の前に建てました。
そのおかめ像も、美しい満開の桜を眺めているような気がしました。



稲荷社の千度石。
何だか、よく分かりませぬ。(^_^;)



平野神社着。



「桜で空が見えにくい」
TOMさんのこの言葉に、心から共感しました。
圧巻!
声も出ません。
以下、写真を心ゆくまでご覧ください。









平野神社の桜に圧倒された後、ここ建勲神社へ。
桜吹雪に、「元山屋」のgodzillaも遭難寸前?!(^_^;)




建勲神社を後にして、御土居を観に2回来たことがある大宮交通公園へ。
御土居と桜。
「ガイドブックに載っていない京都」のよさ、まさにそのものでした。



次は、また鴨川へ。
どうです?
この桜。



「桜の花があるのが普通。ないこと自体がおかしい。」
そんな感じさえしてきそうです。



えっと、次にどこに着いたかというと・・・・。
ここは、どこでしょうか??(おいおい)



美しい水の流れを眺めながら、走ります。



藤木社。
樹齢500年の木と、この祠でひとつの神社です。



次は、大田神社へ。
それにしても、かきつばたの群落が天然記念物?!



桜と馬酔木と、そして天然記念物のかきつばた。
しかもこの大きな木が朝日新聞で紹介されたって、ここにいたおばあさんが教えてくださいました。
えっと、ここも京都市内の中心部近くです。
私は今日何度も、今、自分がいる場所が京都市内中心部であることを忘れてしまいそうになりました。



大田神社の横にある、「azekura」の庭園。
フリーで入場できます。



ここはどこ?私は誰?(オイオイ)
ここが信州の別荘地だって言われても、疑問をはさむ余地がないように思えます。
ここも、京都市北区の市街地の一角なのです。



上に同じ。
いや、マジで。



この木製の魚をたたくと、案内の方が出てこられます、
屋内の見学を希望する場合には、たたきます。
ちなみに、屋内の見学も無料です。(*^。^*)



ここは決して嵯峨野ではありません。



azekuraの庭園を後にして、加茂川へ。



疎水分線沿いを走ります。
信じられないほどの桜の迫力。



疎水分線に咲いているのは、桜の花だけでありませんでした。
以下、分流沿いの桜をお楽しみください。









高野川に着きました。



「桜街道。」
これ以外の表現はありません。



待ちに待った昼食!
「珍游」で、餃子定食のラーメン大盛りで注文。(*^_^*)
おいしかったぁ・・・。



食事後、曼殊院を目指します。
食後の満腹状態で上り坂も、時には乙なもの・・・・かな?!(^_^;)
曼殊院近くには、美しい山つつじが満開でした。


曼殊院着。



曼殊院を後にして、哲学の小道を目指します。



哲学の道に近づいてきました。
桜もきれいだけれど、車も人も多い・・・・。



哲学の道着。
今までの所は、桜がきれいで人が少ない。
ここからは「桜がきれいで」は同じでも、人が多いのがちと今までと違います。
だから自転車は押して歩きました。



自転車を押しながらも、何の不満もありません。
美しい桜を見ながら歩みます。



若王子神社着。



神社近くから、桜苑へ。
桜苑からは、京都市内が見渡せます。



神社には、珍しい「そろばんみこし」が。



若王子神社の次は、水路閣へ。



水路閣を後にして、琵琶湖疎水記念館へ。
疎水記念館から観る、疎水の流れ。



十石船が運航されていました。
運行は、期間限定です。



記念館では、かつての機器の実物展示も。



「伏見港!。」
こんな感じだったんですね。



白川沿いを走ります。



白川には、鳥クンがいました。
近づいても写真を撮っても、逃げません。



これまた「行きたい」と思っていながら場所が分からなかったので来れなかった、「辰巳大明神」へ来ました。
この辺りは、「辰巳新地」という歓楽街だった所。
この神社には、神の使いである白蛇が棲んでいたとか。
ある時、ここで「別れた方がいい」と宣託を受けた女性が怒って白蛇を叩き殺し、それ後 その女性の恋人の男性が恋人だったその女性や女性の母親まで殺害。
更には、辰巳新地に放火して焼き払ったとか・・・。



辰巳新地。
辰巳大明神のことなどほとんど誰も知らないことでしょうね、
人通りは、思い切り多いですが・・・・。



桜の名所も、あと少しでおしまい・・・。(T_T)



TOMさんの最後までのフォローが、本当にありがたいです。
京都をとことん楽しめました。
宮川町に来ました。



宮川町のうなぎ屋さん前の、「装飾」。
とてもうなぎ屋さんとは思えません。
風情があります。



祇園歌舞練場。
初めて見ます。


素晴らしい京都を満喫できました。
京の都1200年の歴史。
ガイドブック片手では、その片鱗に触れるのみ。
今日も京都の深遠の一部に触れることができました。


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