今日は、湖西のマキノ町を経由して、帰路で貴船に寄るという走りを計画。
往路の山科川沿いで、強烈な自転車事故に遭遇。
自転車がグチャグチャになって倒れており、血溜まりができていました。
「事故は怖い」って考えながら走っていたためか大津への道を間違い、「牛尾山」という所の登山口に入ってしまいました。
そこを経由したら石山に行けると案内板に書いてあったので、そのコースで石山まで行こうと予定変更。
でもきつい坂を上がって牛尾観音までは行けたものの、牛尾観音から先は階段。
モスラ号を担いでどこまで上がらなければならないか分からなかったので、断念して引き返すはめに。(T_T)
牛尾観音から降りて琵琶湖大橋に至り、琵琶湖大橋から西進し京都府に入りました。
八瀬で少し休憩していると、吊り橋が目に入ったので行ってみると、なんと!倒れている人を発見。
そのことで、八瀬駅前の交番に行きましたが、警官は不在。
警官の奥さんが電話で連絡を取ろうとしてくださったものの、連絡不能。
そこで私と警官の奥さんとで現場に急行。
何やかやしているうちに、時間が経過。
結局、貴船行きは断念する羽目に。(T_T)


本日の走行距離、約100km。(正確には99.55km)+牛尾山登山


2004年5月8日(土)




宇治橋を渡ります。
転愚さんが今日ここ宇治橋に来られるということなので、表敬撮影しました。



山科川沿いで、自転車事故現場に遭遇。
被害者はもう病院に運ばれた後でしたが、パトカーが到着して警官が走って来ますのでまだ事故直後のようです。
グチャグチャに壊れた自転車と血溜まりが、被害者の怪我の程度のひどさを示しています。
写真右下の靴が、被害者がほんの少し前までは普通に生活していたことを表しています。
自転車から靴まで、かなりの距離。
跳ね飛ばされたのでしょう。
こんな見通しのいい、ほぼ直線の道路なのに、なぜ・・・・。



どうか、ご無事でありますように・・・。
被害者の容態を案じながら、重い心でペタルを踏みます。
山科川沿いを、東進。



事故のことを考えていたからなのか、何度も走っている道なのに大津へ行く道を間違ってしまいました。
なぜか「牛尾山」への登山道へ入りました。
引き返さずに進むことにします。
古い民具を展示している所がありました。
有料なので、通過。



こんな石の道しるべが、役立ちます。



仲良く2つ並んでいるので、夫婦の滝なんですね。(#^.^#)
どうでもいいけど、坂が思い切りきついです。(^_^;)



清水寺にある滝と同じ名前の滝がありました。
なにか関係があるのかもしれません。



大蛇塚。
昔ここに大蛇がいたそうです。
そう言えばここって面白いです。
私が通ると、蛙が急に大声で鳴き始めてくれました。
何度も何度も、そんなことがありました。



牛尾観音に参拝する人を襲っていた大蛇。
地元の侍に退治されてしまいます。
その時の蛇の血が、長い間川を赤く染めたそうです。
大蛇の祟りをおそれた人々は、音羽川の岸の松に流れ着いた大蛇の死骸を手厚く葬ったとか。
鎌倉時代のことです。



牛尾観音参道。
参道は、延々と続いている階段。
参道はパスして右の道を進みます。



更にきつい上りを汗だくで上がりきると、牛尾観音に着きました。
そして、その先は・・・。
何と、階段状の山道。
先の状況が全然分からないのでそれ以上進むことを断念。
下山することに。(T_T)



牛尾観音から無事下山。
名神高速沿いの道を東進します。
ここで、自宅から持参したオロナミンCを開けてびっくり!(@_@;)
牛尾山からの下山の振動が原因で炭酸ガスの圧が高まっていたのでしょうか。
フタを開けた途端に、中身の半分ほどが噴出してこぼれてしまいました。(T_T)
恐るべし!牛尾山。



琵琶湖岸着。
逢坂山の上りは、全然苦になりませんでした。
「牛尾山効果」でしょうか・・。(#^.^#)




大きな客船。
これまで何度も見た船ですが、何度見ても素敵です。



「白鳥は悲しからずや空の青 海の青にも染まず漂う」なんて詩を思い出しました。
でもこの水鳥は、興ざめするほど大きな声で元気に鳴きながら進んでいきました。
詩の心など、雲散霧消。



「うみのこ号」の前のベンチでさて、昼食!



家を出る時の財布の中身は、約400円弱。
何にも買えませんので、強力な昼食を持参しました。
おにぎり4個。
ミニハンバーグ4枚。
コロッケ2個。
タマゴを2個使った玉子焼き。
グレープフルーツ。
夏みかん。
バナナ。
いただきま〜す!



全部食べたら、お腹がポンポン。
え。「当たり前だ」ですって?!
そっか。(^_^;)
さて、出発前の記念撮影!



走っていると、「水上の格闘技」の爆音が聞こえてきました。
競艇は見たことがなかったので一度見てみたいと思い琵琶湖競艇場へ。
でも、入場するのは有料でした。
そこで!!
godzilla得意のタダ見です。(^_^;)
競艇場横の空き地から、見ることにします。
いんや〜、ド迫力でしたわ。



雄琴港通過。



堅田漁港着。
モスラ号は、今日は琵琶湖の漁港を見ます。



漁船。
琵琶湖の幸多さを実感します。



船溜まり。
海がない京都府南部近くで雄大な水の風景を見ることができる場所が、唯一ここ琵琶湖です。
それは私にとっても、同じ。
「漁港」が、とっても珍しいです。



出島の灯台通過。



琵琶湖大橋から進路を西にとり、京都市内を目指します。
走っていると、鯉のぼりがいっぱいなびいている場所がありました。



汗だくになりながら、ここまで走ってきました。
最後の上りです。
琵琶湖大橋から京都市内まで、30km弱。
ここまでは、ずっと上りでした。
この上りを上がりきると、後は下り!



100mほど先からは、もう京都府。
ここから下りです。(^_^)v
うっしゃ〜!
下りになると元気になるgodzillaです。



大原の里通過。



叡山電鉄・八瀬駅が目に付いたので、寄ることにしました。
この辺りで一休みしようっと。



美しい水が流れています。
ふとむこうを見ると、吊り橋が。
そうだ。
あの吊橋まで、行ってみよう!(^_^)



吊橋着。
すると、ここに居たおばさんから「あの人大丈夫やろか?」と声を掛けられ、そのおばさんの指差す方を見ると、何と人が倒れていました。
ずっとそこに居て倒れている人を見ていた雰囲気のおばさんは、私にその倒れている人のことを告げると安心したように姿を消しました。
え?!



結局私が、そのおばさんから倒れている人のことを引き継いだような形になってしまったようです。
倒れている人物の顔色は悪くないので、しばらく観察することに。
でも、少しも動きません。
服は泥だらけで、倒れている場所は「ひと眠り」するような場所でもありません。
このままではよくないと思い、八瀬駅前に交番があったのでそこまで行って通報。
ところが、警官は不在でした。
幸い警官の奥さんがおられたので、電話で警官のご主人に連絡をとってもらいましたが連絡つかず。
最後は、その奥さんと共に現場へ行きました。
結局、泥酔した若者が服を泥だらけにしながら転がっていたってことが分かりました。
そして驚いたことに、その人物はたった一人で泥だらけの服で倒れていたように見えたのに、私達が駆けつけると連れらしき人物が姿を現したのです。
「お前は、こいつの友人ではない!」と私は心の中で断言しました。
そんなことがあった八瀬を後にして、背中に比叡山を感じながら夕刻の道を走ります。



かなりの時間をロス。
貴船行きはあきらめて、帰宅モードに。
白川通りを南進します。



大文字山近くを通過。



蹴上通過。



白川沿いに入ります。
帰宅モードになりながらもしっかりといい場所を選びながら走るということに、自分自身の成長を感じます。(おいおい)



東大路をドンドン南進。
雲が多くなってきたので、夕陽を見ることはできませんでした。
ここから先はひた走って家路を急ぎます。


何だか、とっても色んなことがあった一日でした。
でも、自分なりに満足できるだけの走りができました。
それにしても自転車の事故、本当に気をつけなくては!


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