貴船の「鉄輪の掛石」(かなわのかけいし)を探しに行きました。
単独ツアーの名称は「幻の鉄輪掛石を追え!」です。
土日は混雑が嫌なので平日に行こうと思っては見たものの、忙しいこの夏 なかなか平日に休みが取れませんでした。
でも、やっと休みが取れました!
往路で流れ橋を渡ろうとして、愕然。
昨日の大水で、流れ橋が何十年ぶりかで被災していました。
完全に流れきった訳ではありませんが、橋脚から橋の上部が半分ほど下流側にずれている部分が何箇所もあり、流れ橋は のたうった感じに見えました。
伏見経由で貴船に行き、貴船で消防分団の人が外に出ておられたので情報を得ようと話しかけると「掛石って知らんけど、そんなに有名なんですか?」って逆に質問されました。(^_^;)
本日の走行距離、約85km。(正確には86.71km)
2004年8月6日(金)
全日の休暇を取っていたのに、なぜか午前中は仕事をしに職場へ。
仕事が終わったので、午前11時頃に職場を出て貴船を目指します。
途中で、ひまわりを見かけました。
休暇を取った日なのに仕事をして心身とも何だかとっても疲れた私の目に、ひまわりの鮮やかな黄色がとっても新鮮に映りました。
稲と蓮が共存しているゾーンがありました。(^_^;)
渡るつもりで流れ橋に来ましたが、何だか変だぞ!?
何と!
流れ橋が、半分流れかけていました。
台風11号で大台ケ原に降った大雨の影響で、昨日は上流の高山ダムがかなりの量の水を放流していました。
その関係での流れ橋の被災でしょうが、何十年ぶりかのの流れ橋のこの姿。
水って、本当に怖いですね。
流れ橋を後にして、巨椋池干拓田の農道を北進。
はるか前方に愛宕山が見えています。
城陽市内の蓮は、お盆を前にして出荷盛んでもう花は楽しめません。
でも巨椋池干拓田の何箇所かでは、美しい花を咲かしている蓮をまだ見ることができました。
伏見通過。
伏見の観光の中心地付近では多くの行灯が設置されていました。
夜間に点灯されるんでしょうが、きっときれいなんでしょうねえ・・・・。
SATYの前にあるこの場所からは、豊富な地下水がコンコンと湧き出しています。
今日は誰も水を汲んでいなかったので、ゆっくりと存分に水を飲みました。
冷たくて、おいしかったぁ。(#^.^#)
銭湯のお湯が出てくるような出口から出てくる地下水。
見かけは何だか値打ちなさそうですが、なかなかどうして!
価値ある水なのです!
宝酒造の工場前通過。
時刻は、もう正午を過ぎました。
空腹に耐えられず、伏見のイズミヤ内のフードコーナーへ。
この「カツどんセット」は、おいしくて安くて最高なんです!
ご飯は大盛りにしてもらっても、価格は同じ。
これで約800円!
カツには、とっても柔らくておいしい肉が使ってあるのです。(^^)v
お腹がいっぱいになったので、ゆ〜っくりと疎水沿いを北上。
東福寺着。
敷地内のきれいな花が、私を出迎えてくれました。
久しぶりの東福寺・通天橋。
カエデの緑が、最高に濃い時期となりました。
東福寺を後にして、東山通りを北上。
平安神宮近くの「疎水発電所」へ着きました。
水を満々とたたえる、疎水発電所の「ダム湖」です。
発電所の建物。
京都市街中心部とは思えない、とっても素敵な風景です。
放水ゲート。
加茂川沿いを北上。
五山の送り火の一つである「船形」が見えてきました。
大汗を流しながら、貴船近くまで来ました。
やはりこのあたりは涼しいです。
貴船と鞍馬の分かれ道まで来ました。
いよいよ、鉄輪掛石の探索開始!
消防分署前の石。
これではないと思います。
消防分署の方が外に出ておられましたので、鉄輪掛石のことを尋ねてみました。
すると、「そんな石があるんですか?それってそんなに有名なんですか。」って逆に質問されました。(^_^;)
同じく、消防分署前の石。
これでもないはず。
かつて鉄輪掛石があった場所に来ました。
これかな?
それともこれ?
こんな石もあったけど、これ?
犬夜叉さんが、「私的にはこれと思う」と書いておられた石。
私もそんな気がしますが、何だかピンときません。
その原因を考えると、今は石を点でしか見ることができないからだって気がつきました。
石を、点でなく面で見るには・・・・。
冬場になって、草が冬枯れした頃に来るといいって思いました。
自分なりの結論を出すに至りませんでしたが、「冬場に再挑戦すればいい」という「次の手」が見えてきました。
「幻の鉄輪掛石を追え!U」のランを、この冬に実施します。
多くの目で見た方がいいので、次回は参加者の方を募集した上でのランにするつもりです。
貴船神社を目指します。
蛍石前通過。
貴船神社目指して緩い上り坂を上がっていると、小型消防車がサイレンを鳴らしながら私を追い越していきました。
先ほどの消防分署にあった消防車のようです。
また、蜂に刺された人でも出たのでしょうか?!
今度は救急車がやって来ました。
納涼床へ担架を持った救急隊員が降りていきました。
納涼床で、けが人か病人が出たようです。
涼しそうな納涼床を横目で眺めながら、貴船神社を目指します。
貴船神社着。
神社境内から、階段下を望む。
いい雰囲気です。
ご神水。
飲用可能なので、当然飲みました。
冷たくて、おいしかったぁ。(#^.^#)
貴船神社・中宮前通過。
貴船神社・奥宮着。
こう書いてあるのに、その鉄輪掛石の所在は不明ですがな??(T_T)
今日も5寸釘の跡をいっぱい見ました。(^_^;)
人間って・・・??
奥宮境内の「御船形石」。
貴船を後にして、鞍馬へ。
鞍馬寺着。
鞍馬駅前に展示してある旧車両。
とってもレトロチックな雰囲気。
鞍馬駅前の巨大天狗。(@_@;)
駅前の天狗の解説。
何度か、月も星も出ていない夜に愛宕山から下山したことがあります。
そんな夜は、自転車のライトを消すと漆黒の闇。
目を開いていてもつぶっていても同じ真っ暗闇で、自分の足どころか手さえも見えません。
心から怖いと思いました。
真っ暗闇の山道を下山する時に、局地的に木々の梢がざわつくことが何度もあり不思議でした。
きっと風のせいなのでしょうが、「あれは天狗どんだ」って昔の人が思っても何の不思議もないなって、その時に思いました。
夜間には用事があるので、いつもより早めに帰路に着きました。
加茂川沿いを南下します。
川で水遊びする子ども達がいました。
都会のど真ん中を流れる川で水遊びができる。
この素晴らしい環境を、私達はこれからどうしていけばよいのでしょうか。
清流を無くすのも残すのも、私達次第。
七条近くまで戻ってきました。
河川敷の自転車道から、上の一般道道へ上がります。
私が考えるに、鴨川沿い自転車道路の一番いい所は柵などがなく至近に水を感じながら走れること。
水がきれいか汚いかも、毎日体感できます。
ちなみに この日の鴨川の水は、美しく澄んでいてとってもきれいでした。
帰宅後、用事がある場所へ車で移動します。
車内でとってもきれいな夕陽を見ました。
刻一刻と変わる夕陽。
モスラ号と共に見たかったんですが、いた仕方ありません。
車内からカメラのシャッターを押します。
国道1号線が木津川を渡る木津川大橋の上。
渋滞で、しばし停車です。
ここしばらく見ることがなかった、最高の夕陽を車内で堪能しました。
男山の向こうに沈む夕陽。
さすがにこれには我慢できず、国道1号線から外れたので車を停めて車外に出て撮影しました。
夕陽そのものもいいですが、男山のキャンプ場近くの鉄塔のシルエットも とっても素敵でした。
何十年ぶりかでが、流れ橋が被災しました。
秋の観光シーズンまでには復旧して欲しいものです。
それにしても、水の怖さを再度心から実感しました。
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