再び、山背(やましろ)古道を完走!
「山背古道 run覧ラン ツアー」の下見に行きました。
本日の走行距離、約55km
2004年8月29日(日)
縄文時代の集落跡である「森山遺跡」着。
城陽市を起点にした場合の、最初の大きな山背古道の見所です。
山背古道のシンボルマーク。
この新しいシンボルと、そしてNさんのお子さんが小さかった時に作られたものとおそらく同じものだと思われる銅色のシンボルが、古道を通る者の心強い道標になってくれます。
ここを右。
ガイドブックには「二本松の碑」と書いてあります。
城陽市らしい梅林の中を走ります。
蔵があるような家に住んだことはありませんが、それでもこの風景をとっても懐かしく感じます。
中天満神社着。
龍福寺着。
山背古道は極めて案内標識が少なく、かつ道が複雑です。
「迷探偵・困難(コンナン)」になったつもりでがんばらないと、完走はおぼつきません。
緑の中・・・。
と言うか、雑草の中を走り抜けます。
多賀に入りました。
「谷川ホタル公園」近くを通過。
この辺りは、古道の最高の雰囲気を感じる場所の一つです。
少し上りになります。
この場所は何度走っても、「前からトトロが来ても不思議でないな」と思う場所です。
山背古道の最大の難所。
距離は短いものの、かなりの傾斜の坂を上がります。
「みちくささん」に「亀甲竹」だと教えていただいたこの竹。
何度見ても、写真に撮りたくなります。
山背古道最大の難所を乗り切りました。
この先を右折して、下りになります。
快適に下っている時に不思議な形の竹を見つけて、思わずブレーキをかけました。
成長期に、何かにまっすぐ伸びることを邪魔されたんでしょうね。
そtれって、竹には限りません。
人間界でも同じようなことがいっぱいあります。
でも同じようなことが人間にあっても、人間の心はこうした「形」では表れません。
「形で表れない」分だけの配慮が、人間には必要かと・・・・。
しんどかったけど、標高を上げた分だけ高原の雰囲気が漂う道を走れます。(^^)v
誰もいない道を、下界を眺めながら走ります。
上り坂に疲れた体と心に、この辺りからの眺めが何ともいえない潤いを与えてくれます。
山背古道で最も狭い道に入ります。
ここを直進。
こんな風景の中を走る。
山背古道の真髄でと言えるかもしれません。
宮本水車跡。
小さい流れですが、昔と変らず今でも水量豊富。
水車の解説碑。
左に行くと、弥勒(みろく)石仏があります。
今日は行きませんでしたが、以前に行ったことがあります。
崖の巨石に、仏様が刻んでありました。
山背古道の最大の魅力の一つが、晴れた日の青空。
台風が近づいている不安定な天気でしたが、晴れ間もありました。
晴れた時の青空は、素晴らしかったです。
竹のモニュメントの道標。
この風景。
理屈ぬきで、心が洗われる気がします。
昔はこんな風景が、どこにでもありましたよね。
蟹満寺着。
とってもいい雰囲気の蟹満寺。
「蟹の縁起」の蟹満寺。
話にまつわるこんな、蟹と蛇の絵がかけてありました。
この風景。
心がとってもホンワカとしてきます。
こんなものもありました。
立ち止まって、読みました。
古道は数多くありますが、道の雰囲気が様々に変化する度合いは ここ山背古道もトップクラスに入るのではないでしょうか。
本当に様々な雰囲気の場所を走ります。
とっても広々とした道に出ました。
椿井大塚山古墳。
初めて寄ってみましたが、古墳の敷地には何もありませんでした。(ーー;)
泉大橋近く着。
泉橋寺の巨大地蔵様が見えました!
泉橋寺の巨大地蔵様着。
地蔵様の高さは、およそ4.85m。
応仁の乱で地蔵堂が焼かれたので、今では露座です。
頭と両腕も損傷したので、江戸時代に修復されました。
お地蔵様は、濁りなき眼で時代を見てこられたはず。
今の日本をそして今の世界を、お地蔵様はどのように感じておられるのでしょうか・・・・。
泉橋寺。
山背古道は、まだ続きます。
泉大橋を通過し、南進します。
木津川では、水遊びの人が多くいました。
自転車道の南の起点。
山背古道は、ここからまだ南に続きます。
ここまで来れば、もう「山背古道」を示すものはほぼ皆無。
地図を頼りに、進みます。
国道24号線に沿って、こんな道がありました。
以前はこんな道があることは、全然知りませんでした。
山背古道終点近く。
この辺りは、「直感」で走るしかありません。
何度も走っているのに、古道終点近くのこの辺りでまたまた道を間違いました。
それでも何とか、ここまで来ました。
山背古道の南の端まで、ほんのあとわずか!
山城古道の南の端に着きました!
モスラ号をUターンさせました。
山城古道は、ここで終わっています。
でもこれからまだ、遺跡などを沿線に含めながら南に伸びていくようです。
山背古道の一番南の端から、山背古道の望む。
山背古道は、ここを起点に北に向けて伸びていきます。
帰路で、雨雲に覆われている山間部を目にしました。
早く帰ろうっと。
山城古道沿いには、様々な花が咲いていました。
帰路で美しい鶏頭の花を撮らせていただきました。
「山背古道」。
「古道」って、一体どのように定義されているのか分かりませんが、山背古道は とっても素敵でした!
観光地とは決して言えない道。
それでも、走ってみて「人間の息吹を感じるとっても素敵な道だ」と感じました!
「次」を楽しみに、また毎日をがんばろうっと!
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