今日は、ごく最近嵐山に湧いた嵐山温泉の「足湯」に入りに行きました。
久しぶりにBINさんと共に走ることができました。
しかし、往路で、BINさんのシートポストが不調に。
BINさん行きつけのショップに行くと「修理不能」との宣言が・・・。(@_@;)
結局、まむくんの行きつけの自転車屋さんが、BINさんの自転車の問題を見事に解決して事なきを得ました。
ショップの技術と熱意・工夫で、結果に本当に大きな差があることを目の当たりにしたことになった一日。
嵐山温泉の「足湯」は、とっても素敵でした。
足湯を出て、次に山科へ。
山科へ行く途中で、「幽霊子育て飴」の販売店の前を通り、山科では「血洗い池」を見ました。
「不思議の都・京都」を実感した、そんな一日になりました。

本日の走行距離、約80km。(正確には77.19km)


2004年9月26日(日)




伏見通過。
今日も伏見は素敵です。



和服の女性の団体が。
伏見の風景に溶け込んでいる感じでした。



昔の酒造りに使った、巨大なお釜。



左党にはたまらない張り紙。



巨大なお釜の展示してある酒造工場の酒造り用タンクを見ながら、宇治川派流の橋を渡ります。



松本酒造。
松本酒造ではぴんと来ない方でも、「日出盛」と聞くと分かるかもしれませんね。



桂大橋の東詰から河原に下りずに、堤防上を直進。
きれいなコスモスを眺めながら走ります。



とってもきれいなコスモスが咲いていました。



松尾の「鈴虫寺」(華厳寺)に着きました。



ここ華厳寺には、わらじを履いているので有名な「幸福地蔵さま」がおられます。



華厳時の住職さんのお話は、とっても面白くて有名。
参拝者は若い女性が多いという、そんなお寺味です。



鈴虫寺を後にして、苔寺へ来ました。
ここは普段は拝観できません。
往復はがきで予約が必要の上、拝観料が一人につき3,000円です。(@_@;)
300円ではないので、念のため。



立派なお寺ではあるんですが・・・・。



鈴虫寺と苔寺の中間に位置する「かぐや姫竹御殿」。
一般公開されているけれど不定休。
その上、雨が降ると開かないという噂もちらほら・・・。
「簡単に言うと、竹細工屋さんや」とのBINさんのことばにうなづくものの、「折鶴祈願・神霊占い」などというのも中にあるらしく、何とも気になる建物です。
観光客が時折中に入っていきましたが、中はどんな様子なんでしょうね。(^_^;)



松尾大社通過。



保津川下りの船を、トラックが運んでいきます。
トラックのスピードが速いので、船の後部しか写せませんでした。
保津川下りを終えた人は船を降りてから、おそらく全くといっていいほど気にしていないでしょうが、保津川を下った船はこうしてトラックで亀岡までまた運ばれていくのです。



京福電鉄嵐山駅着。
こんな所に、本当に「足湯」があるのかなあ・・・・。



駅の窓口で「入浴券」を買ってから、駅構内に入ります。
どう見ても、ここは駅。
ところで、この案内板を見て何か気づかれませんか。
次の駅は、「嵐山駅前」です。
つまりその駅を呼ぶとしたら、京福電鉄「嵯峨駅前駅」ですよね。
とっても不思議な名前だと思われませんか・・・・?



温泉発見!!



向こうには、足湯に入っている人らしき姿が見えます。



公開!
嵐山温泉の足湯です。
嵐山は観光客で溢れているのに、足湯温泉に入れるこの場所は意外にもとってもひっそりとしていました。



「できたばかりでガイドブックに載っていないから、この人出。」とのBINさんの説に心からうなづきます。
湯船の向こうは線路。
電車が時折通過するのを眺めながら、ヌルヌル感じる本格的温泉のお湯を楽しみます。



今後の大混雑は間違いないこの足湯。
のんびりと入るなら、本当に今しかないと思います。



で、気になる入泉料。
このタオルがついて(タオルは持ち帰り可能です)、150円。
駅構内への入場料は不要。
「入浴券」を見せると、駅構内に入ることができます。



温泉の効能書き。



遅い昼食を、バーミャンで摂りました。
このラーメンは、約400円。
餃子にご飯、それにマーボ豆腐も食べてお腹いっぱいになりました。(^^)v



さて山科へ。
千本通りの出世稲荷近くにある「朱雀門跡」の石碑前を通過しました。
千本通を跨ぐように幅84mの大路に立ちはだかっていた朱雀門。
今ではこの石碑の存在を知っている人もほとんどいませんが、この辺りに間違いなく大内裏の正面玄関・朱雀門があったのです。



山科に行く前に、五条通の命婦(みょうぶ)稲荷神社に寄りました。



「鉄輪(かなわ)の井戸」。



この冬の貴船での「鉄輪掛け石」(かなわのかけいし)の捜索に備えて、BIN捜索隊員に少しだけ鉄輪の話をしました。
え?「いつからBINさんが、鉄輪掛け石の捜索隊員になったのか」ですって???
今日からです。(^_^;)
だって、一人で探すのは怖いんだも〜ん。(おいおい)
ついでに、BINさんの「悪縁切り」にも効果があるはずなので、しっかりとお参りしておきました。
BINさん、お幸せに・・・。(またまた「おいおい」っす)



京名物の「幽霊子育て飴」屋さん前通過。
自分の死後に棺おけの中で生まれた我が子を不憫に思い、夜な夜な我が子に与える飴を買いに墓場から抜け出した女性。
結局、飴屋さんのおかげでその赤ちゃんは、助かります。
その赤ちゃんは、成長して立派なお坊さんになったとか・・・・。
親心の素晴らしさに心打たれる話です。
その話にかかわる麦芽糖の飴が、今でも京都では売られているのです。


白川着。



今日の最終目的地である、山科着。
京都薬科大学の中にある、「義経の腰掛石」に来ました。
牛和歌丸が、京都から奥州の平泉に行く途中に盗賊に襲われます。
盗賊を全員切り倒した牛和歌丸は、近くの池で刀を洗ってからこの石で休みました。
その石が、この「義経の腰掛石」です。
奥に写っているブロック塀の向こうに、今でもその池である「血洗い池」が残っています。
池は草で覆われていたので写した写真はアップしませんでしたが、池は確かにありました。



不動産屋泣かせのこの地名。
不動産屋さんはこの付近の土地を売買する時に、「歴史のいわれにかかわっての地名です」と説明しているようです。
住んでいる人も工夫して、郵便物の住所に「皿洗町」(さらあらいちょう)としたりする人もいるとか・・・。


走行距離は、たったの80km弱。
なのにここまで中身の濃い時間が過ごせます。
京都って、ホントに不思議で素敵な街だと改めて感じました。


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