今日は、山背(やましろ)古道・ラン覧runツアーの日。
朝方は雨ぱらついているあいにくのお天気でしたが、午前の予想降水量も1mm程度で午後からは降らないとの予報。
予定通り、ツアーを行いました。
macbearさんは、自転車を自宅から下ろしていて負傷で残念ながら不参加。
結局、ごっちゃん、Nさん、BINさん、火の用心さん、FUJIさん、奈良市民さん、それに私の7人で走りました。
火の用心さんは、山背古道完走。
それ以外の方は、山背古道完走に加え、大仏鉄道跡も完全走破。
それぞれの皆さんが大満足する、そんな素晴らしい結果のツアーになりました。


本日の走行距離、約90km。(正確には87.65km)


2004年10月2日(土)





霧雨のそぼ降る中を、中を集合場所である「アイリスイン城陽」出発。
縄文時代の集落跡である「森山遺跡」着。
城陽市を起点にした場合の、最初の大きな山背古道の見所です。



二本松の碑前通過。
ここを右に進路をとります。



中天満神社着。



中天満神社の狛犬。
サッカーボール(^_^;)のようなものを押さえています。
きっとこの狛犬は、サッカーファンなんでしょうね。(オイオイ)



中天満神社を後にして、龍福寺に来ました。
異国情緒を感じる、そんな素敵なお寺です。
境内には賽銭箱がありませんでした。



はるか以前に見た記憶がある風景が、ここ山背古道には残っています。



きつい坂を上って、ホッと一息。
亀甲竹が生えている場所に来ました。
この「亀甲竹」という名前は、みちくささんから教えていただきました。
この竹は、水戸黄門さんの杖でも使われていたとか・・・。



人が全く誰もいない、こんな道を走ります。
山背古道の最大の難所の坂です。
きつい坂を越えて、次のきつい坂に向かうまでのこの緩やかな上りの区間を息を整えながら走りました。



山背古道の最大の難所の坂を上り終えました。
まだ霧雨が降っていますが、眺望は良好です。
木津川がとってもよく見える場所に来ました。
かなり標高を上げました。



ドンドン走って、宮本水車跡まで来ました。
小さな川ですが、水量豊かです。



数少ない、山背古道の道しるべ。
なぜかカエルさんが立体的に貼られていました。
「ど根性ガエル」かな?!(^_^;)



蟹満寺着。



今日はゆっくりと、境内の蟹マークを探すことができました。
こんなところに、蟹のマークがありました。



ここにも。



賽銭箱にまで。(^_^;)



名前は知りませんが、叩いて音を出すこんのものにも。



傘立てにまで・・・・。(^^♪



そして、極めつけは、やはりこれ。
蟹と共に、蛇も描かれています。



蟹満寺近くには、美しいコスモスが咲いていました。



おいしそうな(オイオイ)メロン号。



人が本当に少ない道が続きます。



「蟹の恩返し」の解説が書いたものがありました。



JR棚倉駅前着。
駅前には蟹満寺の案内。
でもこの蟹って・・・・。
鍋ものにして食べる海のカニのようです。
「カニ道楽」の看板みたいって言うか。
話に出てくるのは、沢蟹なのに・・・・。
ま、いっか。
それにしてもこの蟹、おいしそうです。(オイオイ)



駅前の案内看板。
駅前で、「おやつ交換タイム」にしました。(^^♪



泉橋寺着。
何度見ても驚くほど大きい石地蔵様に、今日もお参りしました。



石地蔵様には、不思議なことに彼岸花が咲いていました。
地蔵様の石の部分には、彼岸花が咲くような土があるのかなあ・・・。
それに彼岸花の時期は、既に終わっています。
いくつかの条件をクリアして咲いている花なんでしょうね。
きれいな花が石地蔵様に咲いているのを見て、心が和みました。
この石地蔵様。
私は思い切り好きになりました。



普段は閉まっている泉橋寺の門。
今日は開いていました。



山背古道は、泉大橋付近が終点ではありません。
泉橋寺を後にして、山背古道を更に南に進みます。
木津川の堤防から、巨大石地蔵様の姿が見えていました。



山背古道を、参加者全員がついに完走!
完走後奈良市内まで走り遅い昼食。
昼食を終えて、火の用心さんが帰宅モードに。
残りの6人は、次は「大仏鉄道跡探索ツアー」に切り替えて更に走り続けます。



奈良市内を走ります。
雨雲にかすむ若草山。



奈良地方気象台。



少しだけ寄ってみました。
気象台というと、近代的な建物を予想していたんですが、そうではなくなかなか「味のある」建物でした。



奈良地方気象台の付近からは、奈良らしい風景がとってもよく見えていました。



少年刑務所の歴史感じる建物。
「誰か入れてもらったら?」って言うのに、全員が辞退。
誰ですか?「はるか昔にそんな年齢は終わっただろう」なんて言うのは・・・。
私に関しては当たっているけど、ゴジラ組レディスの最若手のごっち嬢なら、まだ入れなくなってからそんなじ時間は経っていません。
ごっちゃん、短期間でも入ってみる?(オイオイ)



般若寺の裏口から見た境内。
コスモスが満開のはずですが、裏口から見た限りでは花の盛りは終わったような感じです。



般若寺のすぐ近くにある、植村牧場着。
牛さんが、いっぱいいました。



右の低温殺菌牛乳は120円。
左のソフトクリームは、Lサイズで300円。
この牧場は、障害がある人達をたくさん雇用しています。
私も一度、経営者の方の講演を聴いたことがあります。
おいしい乳製品を楽しんで、そしてこの牧場の経営に少しでも寄与できた。
嬉しい時間でした。



奈良豆比古神社着。



奈良豆比古神社には、樹齢1300年のこんなケヤキの木があります。
1300年といえば、京の都の歴史1200年よりまだ100年も前のこと。
そんな頃からこのケヤキが生きていた・・・・。
心から驚きました。



黒髪山切り通し。
この下の道を、大仏鉄道が走っていました。
写真を撮っているこの場所は、かつては山でした。
大仏鉄道は、この黒髪山をトンネルで越えていました。



先ほど、上から写真を写した陸橋。
あそこはかつては黒髪山の一部で、陸橋の下辺りを大仏鉄道のトンネル「黒髪山トンネル」が通っていました。



鹿川トンネル着。
草が刈ってあったので、トンネルの中まで見ることができそうです。



鹿川トンネル内部。
初めて見ました。



朝からずっとぱらついていた霧雨は、ほぼやみました。
空も明るくなってきました。
遠くに「ドラキュラの館」(オイオイ)とNさんと私が呼んでいる、何とも不思議な建物が見えています。
あれって、木津町の「木津南配水池」なんです。
あの中で夜間に肝試しをしたら面白いだろうなあ・・・。



松谷トンネル着。
ここも草が刈ってあったので、かなり近づけそうです。



松谷トンネル内部。
向こうは塞がれています。
住宅公団の手で、大仏鉄道跡はドンドン壊されています。
トンネルの向こうは、団地建設で破壊されてしまいました。



赤橋。
ここは先日Nさんと来ました。
私は3度目の訪問。
Nさんは、2度目の訪問です。(*^_^*)



大仏鉄道跡に沿って、とってものどかな風景が続いています。
日本の風景の原点かも。



梶ケ谷トンネル。
大仏鉄道跡の線路敷きをくぐるトンネルで、唯一現役のトンネル。



梶ケ谷トンネルをくぐると、タイムスリップした気がしました。



アケビを、Nさんが目ざとく発見しました。
Nさんの観察力には、脱帽!
私もアケビを今年は初めて見たので、とっても嬉しかったです。(^^♪



大仏鉄道跡の道路下をくぐる、旧関西線のトンネル。
大仏鉄道の軌道敷の下を、旧関西線がトンネルで通っていました。
鉄道の立体交差です。



橋脚跡。



橋脚跡。
向こうのすぐ下を関西線の線路が走っており、電車を見ることができます。



橋脚跡。
手前が大仏鉄道のもので、向こうが今の関西線橋脚。
何だかとっても不思議な光景でした。
「大仏鉄道ってホントにあったんだなあ・・」。
そう一番強く感じた場所が、今回もここでした。



加茂駅のランプ小屋。
ここで、大仏鉄道跡探索の旅は終わり。
ごっちゃん、Nさん、BINさん、FUJIさん、それに私。
奈良市民さんのおかげで、5人が大仏鉄道跡を完全走破できました。
このランプ小屋は、ランプなどの道具がしまわれていました。
裏に回って戸の隙間から中をにおうと、機械油のにおいがしました。
一瞬、100年の時を遡ったようなそんな気持ちになりました。



大仏鉄道跡探索を終えて、次は恭仁宮跡を目指しました。
恭仁宮跡着。



恭仁宮跡には、美しいコスモスが咲いていました。



恭仁小学校の木造校舎。
日本の学校のほとんどは、ほとんど全て鉄筋コンクリート製の校舎になりました。
それがよかったのかどうか・・・。
「耐震」などを考えるといた仕方なかったことなのかもしれません。
でも、このような木造校舎を見るとなぜか私の心は浮き浮きしてきます。
木造校舎、万歳!



午後からも時おりぱらついていた霧雨が上がり、恭仁宮跡辺りでやっと青空が見え始めました。



恭仁宮跡を後にして、帰路につきます。
自転車道で、日没を迎えることになりそうです。



田園風景の向こうに沈みゆく夕陽・・・。
この風景って、おそらく昔々の人々と同じものを見ているのだと思います。
悠久の歴史に、ふと思いを馳せました。



日没です。


総勢7名で、山背古道を楽しみました。
京都のよさ。
京都市内限定ではないなって、強く感じました。
「身近ないいところ」。
いっぱいあります!!!!
今日私と共に走ってくださった、ごっちゃん、Nさん、BINさん、火の用心さん、FUJIさん、奈良市民さん
とっても楽しかったです!
本当にありがとうございました。
奈良市民さん、今日も素晴らしい案内をありがとうございました!


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