今日は、念願の京都一周トレイル完全歩破実現の日。
午前10時にJR宇治付近を通過という、遅い時間からの行動開始。
宇治市ではそこそこいい天気だったのに、叡電車内でなぜか窓の外が雨模様に。
市原に着くとさっそくコンビニに飛び込んで、傘とおにぎり2個を購入。
市原〜夜泣峠〜鞍馬〜大原〜ケーブル比叡駅を無事に歩き通すことができ、京都一周トレイルの全線歩破を果たしました!
しかし、歩いている間ずっと降ったりやんだりの生憎の天気の上、時に猛吹雪。
歩くのにかなり時間がかかり、ケーブル比叡駅着が午後6時10分。
時間が遅いから乗って下りようと思っていた京都側ケーブルは、もう運転していませんでした。
バスはどうかなと思い山頂のバスターミナルに行くと、最終バスは2時間も前に出た後。
滋賀県側のケーブルにも行ってみましたが、坂本ケーブルも既に運転を終えていました。
そこで山道を滋賀県側に下山。
京都側に下山するとかなり急峻な山道。
滋賀県側の無道寺コースは、京都側よりかなり安全度が高いので滋賀県側に下山しました。
下山して、京阪の松の馬場駅に着いたのは、午後8時。
帰路で電車を乗り過ごしたり、出ないでいい改札を出てしまったりで、結局自宅には午後10時をかなり過ぎてから帰り着きました・(ーー;)

本日のウオーキング距離、約30km。(比叡山登山を含む)



2005年3月12日(土)



JR宇治駅付近通過。
からくり時計が、午前10時を告げています。



宇治橋着。
右前方に大吉山の姿が。



宇治橋通過。
今日は自転車を「脱いで」、京阪電車での移動になります。



「源氏物語」にも宿り木のことが出ていたように思いますが、京阪宇治駅前にはその宿り木があります。



京阪宇治駅着。



京阪電車で出町柳に向かいます。
まずは中書島へ。



中書島着。
ここからは特急で。
何と!
乗ろうとした特急が「義経仕様」ではありませんか。(^^♪



乗った車両はテレビカー。
京阪特急は、特急料金が不要なんです。♪



出町柳着。
こんな大きな「義経模様」も有りました。



出町柳からは、叡電で市原まで。
何と!
今から乗る電車は、「展望列車・きらら」!!
この展望列車も、特別な料金は不要。(^^♪



展望列車・きららの車内。
とってもゆったりしています。
紅葉シーズンはきっと最高の展望が楽しめることでしょうね。



雨が降り出しました。
展望列車「きらら」が無残な姿の「もひかん山」近くを通過。
批判勢力がごく少数しか存在しない「k産党以外が全て与党」という異常政治が長年続いている京都。
無秩序な開発が放置され続けた結果のこの山の無残な姿が、京都府・市政の質の悪さ・低さを如実に示しています。



市原着。



市原駅近くにはコンビニが有ります。
雨なので傘と、そしてついでにおにぎりを2個購入。
そして雨の中を歩き始めます。



まずは、山幸橋を目指します。
クリーンセンター前通過。



雨が雪に変わりました。
でも歩いている途中で、降り止みました。
霧でかすむ美しい山の風景が、とっても素敵。



変わった水の色をした砂防ダムが有りました。
もうこの砂防ダムは、その役目を果たしていません。



車道をずっと歩きます。
道は間違っていません。
もう、ずいぶんと歩いた気がします。



夜泣峠を目指します。
山幸橋がどこか分からないままに、登山口に着きました。(^_^;)



車道を歩くのはここまで。
ここから右の林道に入っていきます。



夜泣峠への道は、途中までこのような広い道。
雪がまた激しく降ってきました。



途中から細い急な坂道になり、汗をかきかき夜泣峠着。



夜泣地蔵。



ここからは下り。
次にニノ瀬を目指します。



こんな大岩がありました。



峠を下りきりました。
途中で何度も猛吹雪になり、かなりきつい歩きになりました。



ニノ瀬着。
ニノ瀬駅には寄らずに川を渡ります。
降り続いていた雪が、またやみました。



再度激しく降り出した雪。
その雪が、またやみました。



霧が晴れていきます。
でも一ヶ所だけ明らかに他の霧とは違っている、煙のような青白いものが上がっている場所があります。
あれは一体 何だろう・・・・?
雪が激しく降る日ですので、山火事とは決して思えません。
帰宅してニュースで確認しても、鞍馬・貴船周辺で山火事があった事実は有りませんでした。
鞍馬の天狗さんが食事の用意をしていたのかなぁ・・・・・?
それにしても山って、時にはとっても不思議なことが起こりますね。



激しい雪で、あちこちでかなりの積雪になっている模様。
佐々里峠は積雪で通れなくなったようです。



鞍馬と貴船の分岐点着。
また雪が降り出しました。



鞍馬駅着。
雪が激しく降っています。
鞍馬駅舎内のストーブの前で、市原のコンビニで買ったおにぎりを食べます。
時刻は午後1時半。
ここまで来るのに、予定よりもはるかに時間がかかりました。



おにぎり2個の昼食を終えて、鞍馬駅を後にします。
鞍馬寺前通過。



鞍馬寺前を通過して少し行った右側に入り、次に薬王坂を目指します。



薬王坂着。



薬王坂を通過して下っていると、石に彫られた2体の石仏がありました。



こんな石仏様でした。



山道の坂を下りきりました。
静原へ向かいます。



静原の里着。
ここ静原は、秋にコスモスが美しいことで有名な場所です。



次は、江分峠を目指します。



雪が時おり激しく降ります。
降ったりやんだりって感じですが、降っている時間の方が長いので傘はずっと差したままで歩きます。



雪雲にかすむ山を眺めながらテクテク。



雪が、とても激しく降ってきました。



しばらくの間、車が通る道を歩くことになります。



またまた山道に入ります。



どこが江分峠か分からないまま、こんな所に。
雪がやみ、日が差してきました。



は〜い。(@_@;)



また降り始めた雪の中を歩いて大原着。
遠くの山が、まるで水墨画のようです。
美しい大原の里。



大原・戸寺バス停付近の幹線道路を横切って、いざ比叡山へ!
でも時刻はもう既に午後3時10分。(>_<)
下山路では、暗い道を歩くことになります。



比叡山への道を歩み始めます。



登山途中で、杖にするための木を拾いました。
しかし傘と杖との両方を持ってしまうと両手がとっさの時に使えなくなる可能性があるのでかえって危険と判断し、杖にするために拾った木は結局捨ててしまいました。
コンビニで買った500円の傘に、これから出現するであろう雪道での身の安全を託すことを決意しました。



標高を上げていくと、少し広い道に出ました。



まずは仰木峠を目指すことになるようです。



更に標高を上げていくと、標高500m前後と思われる辺りでしょうか。
薄っすらとした積雪が見え始めてきました。



登山道にはまだ雪はほとんど積もっていませんが、次第に周りが銀世界になってきました。



標高573mの仰木峠着。



根本中堂まで、あと1.8km。
ここで「あとほんの少しだ」と思っていたのですが・・・・・・。
でも実際には、まだここから延々と歩かなくてはなりませんでした。



登山道脇の雪がかなり深くなってきました。



雪の重みで、木が折れかけています。(@_@;)



道にはまだ雪はあまりありません。



次第に登山道にも雪が見えてきました。
この辺りから、気温がが急激に下がっていくのを体感。
寒さで、持参したペットボトルのお茶が次第に凍り始めてきました。
正確な気温を知る術はありませんが、暖かい宇治で買ったペットボトル入りのお茶が凍ってしまうの程の寒さ。
氷点下0℃より、かなり低い気温になってきたのは確実。
先ほどすれ違った人に山頂までの積雪の状態を確認すると、ほぼ予想通りの積雪。



登山道が完全に新雪に覆われてしまいました。
先ほどすれ違った人の足跡の上を歩きます。



根本中堂まで、あと1.2km。
傾斜が急だったので、仰木峠からここまでの600mを歩くのにかなりの時間がかかりました。
実際には、もっともっと長い距離を歩いたような気がしますが・・・・・。



強烈な登り下りを繰り返しながら標高を上げます。



今日の登りで最もきつかったと思われる坂を登りきり、ホッと一息。
雪が一段と深くなりました。



自然の造形の面白さ。
感心します。



清純さを感じる、降リたての雪。
水分が多そうですが気温が低いので、触ったらサラサラした感じがしました。



標高794mの水井山着。
ここに来るまでにも強烈な登り下りがありました。



根本中堂までは、あとほんの少しのようです。(^^♪



強烈な登り下りが何とか終わり、やや平坦な場所に。



横高山に着きました。
でもここって、さっきの水井山より標高が30mほど低いです。



今にも着きそうに思っていた根本中堂に一向に着きません。



仰木峠には「根本中堂まで1.8km」って書いてあったのに、根本中堂手前のこの場所から仰木峠までの距離は3.6kmって書いてあります。
一体どうなってんの?!(>_<)
それでも根本中堂まで、あと少しのはず。
標高を下げているわけではないのに、この辺りからはなぜか積雪量が少なくなってきました。



「延々と歩いた」と感じるほど長い距離を仰木峠から歩いて、やっと比叡山の寺院の一つに着きました。
しかし、建物に全く人気はありません。
比叡山に登り始めてからであった人は、下山のために下っていたたった一人だけ。(>_<)
人気が極端に少ないこの時期(時間帯?)の比叡山です。



比叡山ドライブウエイの上を、橋で渡ります。
ドライブウエイには、車の姿は全く見えません。


やった〜。
ケーブル比叡駅着!!
京都一周トレイル全線を歩破した瞬間です。
時刻は、既に午後6時10分。
比叡山に登るのに、大原から3時間もかかってしまいました。



京都側のケーブルも、山頂から麓に下るバスも既に運転終了。
坂本ケーブルがまだ運転しているかもしれないと思い、坂本ケーブル乗り場に急ぎました。
ところがやはり坂本ケーブルも既に「営業終了」。(>_<)
だから一切迷わず、即座に徒歩での山道下山を決めました。
最優先の課題は、どのコースをどのような方法で下るかということことの判断。
まずは、先ほど通過して自動販売機の灯りがまぶしかった根本中堂付近まで戻り、自動販売機の灯りの元で、電圧が低くなって暗くなっていていたライトの電池交換作業。
電池交換を終え、下山路をどうするかを短時間で考察。
京都方面へ下る山道はわき道がかなり多く迷う可能性が高いので、まだ一度も通ったことは無いけれど「寺院の参拝道」ということで道がはっきりしている可能性が高く安全と思われる、当初の予定通りの「無動寺コース」で滋賀県側に下山開始することに決定。
途中で撮った写真は、これ1枚だけ。
だって、写真を撮るのに立ち止まる時間が惜しかったんだも〜ん。
真っ暗の下山路で試しにに瞬間的にライトを消してみると・・・・・。
目を開けてもつぶっても同じという、究極の真っ暗闇状態。(@_@;)
そんなことをする余裕があるほど、体力・気力とも衰えてはいません。
雪道でのスリップに気をつけながら、ライトの灯りを頼りに慎重に下山を続けます。



下山開始直後は結構道が広かった無動寺コースも、途中から細くなり そしてやがて強烈な下りに。
それに加えなぜか、かなり汗をかくほどの登りが何ヶ所もありました。
「何で下りなのに登りがあるんや〜」と心の中で文句を言いながら、歩き続けます。
下り終わって人家の明かりを初めて目にした時には、ホッとしました。
下山途中で前方の茂みが1ヶ所だけ極めて不自然にざわついたのに驚かされたのと、数回スリップしてどきりとした以外は特に危険なこともなく無事下山。
京阪電車の松ノ馬場駅着。
時刻は、午後8時。
真っ暗な雪道を慎重に下ったので、下山に2時間近くもかかってしまったことになります。
でも、徒歩で下山して午後8時というのは予定していた範囲の時刻。
さて帰ろうっと!



ほとんど乗ったことが無い、京阪電車・京津線。
浜大津で乗り換えする必要があるのに、行き過ぎてしまい慌ててUターン。
大津で乗り換えるのに駅舎の外に出ると思って出てしまったら、せっかくJR六地蔵まで買ってある切符が戻ってこない。(>_<)
駅員さんに言って、切符回収機を開けてもらって無事に切符が戻ってきました。



やっとの思いで、御陵(みささぎ)駅へ向かいます。
結局、帰宅したのは午後10時を過ぎていました。(>_<)


念願の、「京都一周トレイル」を全線歩破することができました。
それにしても、雪に苦しめられた全線歩破でした。


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